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2007年4月17日 (火)

リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド

 ジョージ・ハリソンといえば、元ビートルズのメンバーで、4人の中では最も若かったギタリストである。インド音楽や哲学に傾倒し、バングラディシュ・コンサートなどのチャリティ活動にも積極的だった。
 そのジョージが、ビートルズ解散後に出した2枚目のソロ・アルバムが「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」である。

 最初のソロ・アルバムである「オール・シングス・マスト・パス」は当時のLP3枚組、CDでは2枚組で、「マイ・スイート・ロード」や「イフ・ナット・フォー・ユー」などの名曲が目白押しで、ジョンやポールの陰に隠れていたジョージの才能がついに開花したと、当時は評判になったそうである。

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アーティスト:ジョージ・ハリスン
販売元:東芝EMI
発売日:2001/01/24
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 そんなジョージの最も脂の乗り切っていた頃に制作されたのが、前述の「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」だった。
 私が初めて聞いたのは、中学3年生の春先だったように思う。「オール・シングス・マスト・パス」の成功の余波を受けてか、一曲目の「ギヴ・ミー・ラヴ」が全世界的にヒットしていて、日本のラジオ局でもよくかかっていたように思う。

リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド Music リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド

アーティスト:ジョージ・ハリスン
販売元:東芝EMI
発売日:2000/04/26
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 この曲だけでなくて、2曲目の「スー・ミー、スー・ユー・ブルース」をはさんで、3曲目の「ザ・ライト・ザット・ハズ・ライティッド・ザ・ワールド」や4曲目の「ドント・レット・ミー・トゥー・ロング」など、このアルバムにも名曲が数多く含まれている。
 アルバムの後半にもフィル・スペクターが参加した「トライ・サム、バイ・サム」やインド哲学の影響が強い「ザ・デイ・ザ・ワールド・ゲッツ・ラウンド」など力強い曲が見られる。

 また全般にわたって、ジョージのギター、特にスライド・ギターがフィーチャーされていて、当時は知らなかったのだが、ジョージはビートルズの後期からスライド・ギターに凝っていたようである。

 第3のビートルといわれていたジョージが、堰を切ったようにその才能を発揮した時期がこの頃だったのではないかと思う。
 その後のジョージは、ジョージらしく世間の評判に左右されること無く、自身のレーベルを立ち上げたり、映画のプロデューサー業に専念したりなどマイ・ペースに活動を続けていった。

 そのジョージも今はもういない。天国で散りゆく桜でも見ながら、あらたな創作意欲をかきたてているのかもしれない。


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