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2007年6月 4日 (月)

ついでにブラック・サバスも

 レッド・ゼッペリン、ディープ・パープル、ユーライヤ・ヒープとくれば、やはりこのグループを外しては通れない。
 ということで、ブラック・サバスの登場である。

 70年代中学生だった私は、実はこのグループについてはそんなに詳しくはないのである。そんなに聞き込んだ覚えもないし、黒魔術を売り物にしていた彼らは、何となくおどろおどろしく見えて、聞かず嫌いをしていた。

 また当時はジェフ・ベックやジミー・ペイジ、リッチー・ブラックモアからスティーヴ・ハウ、ロバート・フリップなど、ある程度名の売れたギタリストに夢中だったし、名前は売れていなくても、ギター・プレイが上手な人の音楽を求めていたような気がする。ジェシ・エド・ディヴィスとかローウェル・ジョージとか・・・

 したがって、ブラック・サバスの音楽については、聞き込んでいないのである。私にとっては、そんなに有名なギター・フレーズもなかったし、有名なリフもなかったからである。せいぜい「パラノイド」の最初くらいだろうか。

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 ところが80年代に入ってから、全世界的にブラック・サバス再評価が高まり、今では"ヘヴィ・メタルの元祖"とあとに続くグループから崇拝されてもいる。世の中変わったのだろうかと当時は不思議に思っていた。

 それでおとなになって、聞いてみたところ、これが素晴らしかったのである。たとえば、「スウィート・リーフ」や「ソリチュード」が収録されている「マスター・オブ・リアリティ」。収録時間はたったの34分だが、内容は濃いものがある。1分程度の「オーキッド」はアコースティック・ギターを使ったインストルメンタルで、曲のつなぎとしてだけではなく、充分に鑑賞に堪えうる作品に仕上がっているところがすごいのである。

Master of Reality Music Master of Reality

アーティスト:Black Sabbath
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 また、72年に発表された「Vol.4」は最高傑作ではないかと思うアルバムである。何しろ1曲目の「ホィールズ・オブ・コンフュージョン」は8分にわたる長い曲であるが、全然長さを感じさせない不思議な魅力をもった曲である。
 また「チェンジス」はキーボード中心のバラード・タイプの曲であり、ヘヴィ・メタ一辺倒だと思っていた私の固定観念を破壊するのである。思い込みとは本当に恐ろしいものだ。

ブラック・サバス・4(紙ジャケット仕様) Music ブラック・サバス・4(紙ジャケット仕様)

アーティスト:ブラック・サバス
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 何でこんな名曲が含まれていたアルバムをリアル・タイムで聴けなかったのか、今になって悔やむのである。「スウィート・リーフ」や「チェンジス」は初期のベスト盤に入っているほどの曲なのに・・・

 1970年の2月13日の金曜日にデビューした彼らであるが、黒魔術の呪いを受けることもなく、メンバー・チェンジを繰り返しながら、現在に至っている。いまだにコンサートに出場しているということだから、すごいものである。さすが、キング・オブ・ヘヴィ・メタルである。
 またオジー・オズボーンは、現在59歳、最近ソロ・アルバムを発表して、まだまだ元気である。過去のソロ・アルバムまで今月末には紙ジャケで再発されるらしい。

ブラック・レイン Music ブラック・レイン

アーティスト:オジー・オズボーン
販売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発売日:2007/05/23
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 いままで真剣に聴いてこなかったぶん、これからは腰を入れて聞いていきたい。ちなみにギタリスト、トニー・アイオミの右手の中指と薬指の先端は、子どもの頃に事故で切断されたそうである。左利きの彼は、そのためプラスティックのチップをはめて演奏しているのであるが、独特のリズム感や演奏の雰囲気はそこから来ているのであろう。これも黒魔術のせいだろうか。


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