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2007年6月16日 (土)

トーマス・ドルビー

 トーマス・ドルビーという人は、ロンドン生まれで今年で49歳になる。名前がドルビーなので、あのドルビー・サウンドと何か関係があるのかと思ったが、全然関係なさそうである。

 彼のアルバムは2枚しかもっていなくて、「エイリアンズ・エイト・マイ・ビュイック」と「アストロノウツ&ヘラテックス」だけである。

Aliens Ate My Buick Music Aliens Ate My Buick

アーティスト:Thomas Dolby
販売元:EMI-Manhattan
発売日:1998/10/27
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 基本的に彼の作品は、80年代のファンク・ミュージックである。メロディよりもリズムやシンセなどの機材を利用した作品が主である。要するにハワード・ジョーンズやトンプソン・ツインズを思い浮かべてみれば分かると思う。

 「エイリアンズ・・・」が88年の作品で、「アストロノウツ・・・」が92年発表なので、やはりその時代を反映した音作りなのである。前者はバックバンドとともに録音しているが、後者は、世界中をまわって録音した音をつなぎ合わせて曲として完成させたものである。
 彼も自宅で録音するのが好きで、デビューのきっかけとなったシングルも自主制作の結果である。

 したがって彼のアルバムのインターバルは長い。3年、4年は当たり前である。事実「エイリアンズ・・・」から「アストロノウツ・・・」まで4年半かかっている。

 個人的には前者のアルバムはアルバム・ジャケットがおもしろくて、曲もおもしろそうかなと思って買ったものであり、音楽性とはあまり関係がない。後者のアルバムはラジオで聴いた曲がよかったから購入した。
 その曲とは「シルクのパジャマ」「シガーにご用心」変なタイトルだが、曲は前のアルバムと対照的にメロディアスである。声もいい声をしていると思う。Photo_8

 この「アストロノウツ&ヘラティックス」は彼のキャリアの中で、名盤だと思う。どの曲も結構いけるのである。特に、最後の曲はピアノの弾き語りが中心となって、音数がだんだん増えていくものであり、渋くてよいのだ。深夜ひとりで聞いていると安らぐのである。タイトルもまた「ビューティ・オブ・ア・ドリーム」というのだからたまらない。
 こういうアルバムをたくさん作ってくれると、追い続けようと思うのだが、やはり一人録音する人は結構変わっていそうで、アルバムごとの出来、不出来が大きそうである。

 また彼も映画音楽や他のミュージシャンのプロデュースなどに忙しく、あの坂本龍一ともコラボレーションをしている。だからアルバムのインターバルが長くなるのであろう。
 最近は目立った活動を耳のしていないが、また自宅で音を溜め込んでいるのだろう。この「アストロノウツ&ヘラティックス」以上の作品を望むものである。


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