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2007年6月 3日 (日)

ユーライア・ヒープ

 ゼッペリン、ディープ・パープルとくれば、やっぱり次は英国3大ハードロック・バンドであるユーライア・ヒープをはずすわけにはいかないだろう。

 昔日本のフォーク・グループにNSP(ニュー・サディステイック・ピンク)という3人組があって、一人ひとりそれぞれがレッド・セッペリン、ディープ・パープル、ユーライア・ヒープがフェイバレットなバンドと挙げていたが、彼らの出す音と好きな音楽との落差が大きくてびっくりしたことがあった。

 何はともあれユーライア・ヒープである。この名前はイギリスの小説家チャールズ・ディケンズの小説「デヴィッド・カッパーフィールド」に出てくる弁護士事務所で働く意地悪な書記の名前に由来している。

 音楽面でのリーダーはKey.のケン・ヘンズレーであるが、彼が1981年に脱退したあとはGr.のミック・ボックスがイニシアチブを取ることになる。結局最後までグループに在籍したのは彼だけだった。
 しかし最近はオリジナル・メンバーに近いかたちで活動を続けているようである。

 初めて聴いた曲は「7月の朝」で、ゼッペリンの「天国の階段」やパープルの「チャイルド・イン・タイム」のように、静から動へとだんだんと盛り上がっていくような曲だった。7分以上の曲なのだが、中学生の頃にラジオで聞いていい曲だと思ったのである。また「安息の日々」も時々FMでかかっていた。

 それで友だちの洋楽に詳しいやつに聞いたところ、このバンドの名前を教えてくれて、さらにテープに数曲録音までしてくれた。「魔法使い」「サークル・オブ・ハンズ」などである。

 72年に発表された「悪魔と魔法使い」はベスト・アルバムだと思う。ジャケットデザインは、イエスのジャケットを手がけたあのロジャー・ディーンであるし、統一感のある内容でいい曲も多い。

Demons and Wizards Music Demons and Wizards

アーティスト:Uriah Heep
販売元:Sanctuary
発売日:1990/10/25
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 自分が買った初めての彼らのアルバムは2枚組の「ライヴ!」である。ベストアルバム的な選曲で、一番エネルギッシュな時期だった彼らの活動がうかがい知れるのである。でもアンコールがロックンロール・メドレーというのはやはり盛り上がるからであろうか。ゼップもスプリングスティーンも最後はメドレーで盛り上げてコンサートを締め括るのである。

Uriah Heep Live Music Uriah Heep Live

アーティスト:Uriah Heep
販売元:Mercury
発売日:1989/07/03
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 彼らの全盛期は意外と短く、1971年から75年くらいまでであり、ちょうどジョン・ウェットンが加入した「幻想への回帰」までである。

幻想への回帰(紙ジャケット仕様) Music 幻想への回帰(紙ジャケット仕様)

アーティスト:ユーライア・ヒープ
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 また、若くして死亡した人もいて、ベースのゲイリー・セインが1976年に演奏中の感電が原因で死亡しているし、ボーカルのデヴィッド・バイロンもバンドを脱退後、80年代半ばに病気で亡くなっている。そういう意味では悲劇のバンドだろうか。

 結局、アルバムは結構多く出しているのだが、後世にまで伝えられるものは少ないような気がする。3大バンドとはいいながらも、3つの中では最も影響力のなかったバンドだと思う。偉大なるB級ハードロック・バンドである。


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