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2007年9月 5日 (水)

プラネット・アース

 プリンスの新作「プラネット・アース~地球の神秘~」をずっと聴いている。最近の朝、夕の通勤時のBGMである。

プラネット・アース Music プラネット・アース

アーティスト:プリンス
販売元:SMJ(SME)(M)
発売日:2007/07/25
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 ここ何年間か、プリンスの新作が出るたびに、「今度の作品はいい、いい、イイ」とずっと言われてきたのだが、今回のこの「プラネット・アース」は本当にその言葉があてはまる快作だと思う。

 何しろ音に生命力が宿っている。生き生きとしている感触が伝わってくるのだ。ほんとに喜びながら音楽をやっているプリンスを想像させてくれる。
 1曲1曲が粒ぞろいである。といっても全10曲しかない。曲数が少ない分だけ、すべての曲が際立っている。ある意味、プリンス殿下の作戦かもしれない。

 実際、90年代のオルタナ系のアルバムには、ボーナス・トラックを入れて1枚に15~17曲は当たり前だった。そんなアルバムを聴くと、いい曲はあるのだけれども、多すぎて最終的にはどの曲も同じように聞こえてきた思い出がある。それから考えれば、全10曲潔い選択だと思った。

 80年代のプリンスは、まさに天才の異名をほしいままにし、時代が彼を追っていたのだが、90年代以降は、時代を追いかけるというよりも、むしろ時代におもねるプリンスがいたように思える。あまり向いていないラップに挑戦したり、かつての遺産を食い潰すようなそれなりのポップ・ソングを書き散らしていたように思えた。

 しかし今回は音が違う。気合が違うのだ。たぶんこれは売れると思う。いよいよプリンスが本領を発揮し始めたのだ。
 しかもバック・ミュージシャンも気合が入っている。かつてのプリンス・ファミリーである、あのシーラ・Eが、そして知ってる人は知っているウェンディ&リサが20年ぶりにアルバムに参加しているのである。

 ウェンディ&リサといえば、あの名盤「パープル・レイン」や「アラウンド・ザ・ワールド」などでギターやキーボードを演奏していたお姉ちゃんたちである。今はもうお姉ちゃんではないだろうが・・・

 とにかくメジャーな曲調が、原点回帰的な印象を与えてくれる。プリンスらしいクネクネしたギター演奏や変態的なファルセットなど、どこを切っても80年代のプリンスが顔を覗かせてくれる。
 今までは結構いいアルバムでも、中には数曲飛ばしてしまう曲もあったが、今回は違うのだ。中には逆にもっと聞かせろよという曲もあった。(2分少々で終わるので、エッもう終わったのという感じ。これも殿下の作戦かもしれない)

 とにかく一聴の価値アリ、である。ぜひみんなで聴いてみよう。


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