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2007年9月17日 (月)

ロータスの伝説

 サンタナのライヴ盤である「ロータスの伝説」をついに購入した。CD3枚組で、6825円だった。

ロータスの伝説(紙ジャケット仕様) Music ロータスの伝説(紙ジャケット仕様)

アーティスト:サンタナ
販売元:ソニー・ミュージックダイレクト
発売日:2006/06/07
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 これは1973年7月3日と4日の大阪厚生年金会館においてのライヴ演奏を収録したもので、全23曲約2時間半のコンサートのほぼ全てを記録している。

 記録といえば、演奏だけでなく、このアルバムを作った当時の人たちの回想録もブックレットに記載されていて、あのサンタナの世界で初めての公式ライヴ盤を、この日本で制作できたことを誇らしく、かつ幾分かの興奮を込めて述べている。

 また特に今までのLPやCDと違うところは、デジタル・リマスターされていることと、公演の最初の日本語MCと1分間の黙想が録音されている点である。
 日本語のMCの中で、「これから1分間の黙想に入るので、皆さん方もご一緒にお願いします」という言葉がまったくカットされないで記録されている。そして実際に約1分間無音状態が続くのである。

 ジョン・レノンの作品に"沈黙の2分間"というのがあるが、それのショート・ヴァージョンのようなものだ。今までのCDには、この部分はカットされていたが、今回の復刻盤ではそのまま保存されている。

 また73年当時のLPについていた22面体の特殊ジャケットが正確に復刻されて、その当時の企画段階の裏話などがブックレットに記載されている。
 だからこのライブ盤は、企画から録音、編集、ジャケット制作とすべて日本人の手で成し遂げられたアルバムだったのだ。

 そういえば、シカゴの「ライヴ・イン・ジャパン」も前年の72年に発表しているので、2年続けて日本のCBSソニーから発売されたことになる。おかげで日本のCBSソニーも世界に通用するようになったのではないだろうか。

 とにかく当時のLPをそっくりそのまま再現しているのだ。(もちろんサイズはCDサイズだが)
 他にもカラー・ポートレート4枚付とか復刻内袋3枚付とか日本初版帯復刻とか、マニアから見れば垂涎もののオマケが付いてきている。個人的にはあんまり気にしないし、どうでもいいことなのだが、やはり当時のLPを持っている人にとっては懐かしいだろうし、持ってない人にとっては希少なものに思える。

 横尾忠則による22面体のジャケットと表ジャケットを見て、サンタナは思わず合掌したそうである。
 30cmLPでの22面体ジャケットを広げると、畳1枚分にもなったそうだが、これは確かに史上空前かつ最大のジャケットで、このCDの表文句にある『日本が世界へ誇る音楽遺産』という言葉は、決して誇大広告ではないのである。


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