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2008年11月 6日 (木)

赤い崖

 先日、いま話題の映画「レッド・クリフ」を見に行った。平日だったので、お客は少ないと思ったのだが、意外と多かったように思えた。

 日本でも中国でも「三国志」の人気は高いようで、有名な豪傑が入れ替わり立ち代り登場して権謀術数や戦闘を繰り返す様子は、何度見ても読んでも興味が尽きない。
 特に“赤壁の戦い”は史実に残る戦争であり、その鮮やかな戦術で攻勢に立つ曹操を敗走させた点はまさに痛快の極みである。

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 「三国志」は庶民を守る劉備サイドを中心に描いているように思える。理想の国家建設を願いながらも、その途中でなくなってしまう劉備玄徳、その意思を継いで、蜀という国の拡大を目指しながらも病に倒れて戦場で亡くなる天才的軍師、諸葛亮孔明などの悲劇のヒーローが民衆の心を捉えて離さないのであろう。
 
 ある意味“判官びいき”というのは日本や中国などの東洋に根付いている考え方なのかもしれない。特に歴史というのはすでに決定されている事実である。事実を変えることは出来ない。
 だからこそ、志し半ばでなくなった英雄群を愛しく思い、それを憂い慕うことで、英雄たちの魂を慰めているのではないだろうか。
 
 この映画は、ジョン・トラボルタ主演の「フェイス・オフ」やトム・クルーズ主演の「ミッション・インポッシブルⅡ」で有名なジョン・ウー監督が指揮を執って撮影・制作されたものである。

 元々は5時間を越える上映時間だったのだが、それでは余りにも長いと思ったのであろう。“part1”“part2”に分かれており、今回は“part1”ということで、趙雲子龍が劉備の赤子を単身救いに行く場面から赤壁の戦いの前段階までが描かれている。それでも2時間40分という上映時間であった。

 主演は香港映画の名優、トニー・レオンである。残念ながら香港映画はブルース・リーとジャッキー・チェンしか知らないので、どんな人なのかよくわからない。正直言って、香港映画と韓国映画は苦手なのである。

 で意外と面白かったのは2人の日本人、金城武の諸葛亮孔明と武将役の中村獅童は結構ハマリ役だったと思う。
 特に金城武の方は重要な役どころで、台詞も多く、また見た目もいいので、トニー・レオンよりも目立っていたと思う。そういえば金城は台湾生まれだったことを思い出した。お父さんは日本人でお母さんは台湾人、本人は英語、北京語、広東語、台湾語、日本語に堪能だから、この映画でも全く遜色なく溶け込んでいたのであろう。

 “part2”は来年の4月公開となっている。いよいよ赤壁の戦いのシーンが見られるわけでが、“連環の計”や“苦肉の計”などがどのように描かれているのか楽しみである。
 また、CGと実写が組み合わされて最新の技術が駆使されているらしい。それもまた楽しみである。


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