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2018年9月17日 (月)

永遠の詩(最強盤)

 今頃になってこんなことを言うのも変だし、恥ずかしいことなのだけれど、自分はレッド・ゼッペリンのライヴ・アルバム「永遠の詩」が【最強盤】として再発されていたことを知らなかった。71ed9v6ttl__sl1500_
 これはもう何というか、知らなかったでは済まされないことなので、洋楽ファン、特にゼップの音楽をこよなく愛するファンとしては、まさに切腹ものだと反省している。
 ただ2014年あたりからジミー・ペイジによる過去のアルバムのリマスタリングが始まっていて、当然、この「永遠の詩」もリマスタリングされているだろうとは思っていた。

 ところが、今回というか正確に言うと、10日前の9月7日に、このアルバムは最新リマスター盤として生まれ変わっていたのだった。
 つまり2014年から始まったジミー・ペイジによる過去のアルバムのリマスター・シリーズの最終章として、このアルバムと「伝説のライヴ-ハウ・ザ・ウエスト・ワズ・ワン-」の2種類のライヴ盤が発表されたのである。

 しかし、それはあくまでも“リマスター・シリーズ”としての作品であって、【最強盤】として再発されたのは、今から10年以上も前の2007年(国内盤は2008年)であり、それまでは2枚組全9曲だったのが、それ以降は2枚組全15曲にボリュームアップしていたのである。
 また、収録時間については、99分から2時間以上の131分にも増えていて、これはもう彼らのファンなら垂涎の的ともいうべきマスト・バイ・アイテムである。

 自分は70年代初頭からのファンだったから、1976年に発表された2枚組レコード「永遠の詩」は当時から購入していたし、もちろんCD化された1989年以降はCDとしても所有していた。だから自分は、この【最強盤】については必需品として購入していなければいけなかったのである。が、しかし何故かスルーしてしまっていたのだ。

 ということで、これではファンとして申し訳ないのと同時に、自分自身をも許せないと思って、まずは旧盤の「永遠の詩」【最強盤】を購入したのであった。

 結局、以前のアルバムに6曲が追加されていて、その曲名は次のようなものであった。
・Black Dog
・Over the Hills And Far Away
・Misty Mountain Hop
・Since I've Been Loving You
・The Ocean
・Heartbreaker

 そして、Disc1にはそれまでの5曲が10曲に、Disc2では1曲増えて5曲になっていた。確かにレコードという表現形態では、片面25分程度だったし、2枚組でも最大90分少々だったから、収録される曲数に制限があるということは理解できる。71tdqrv3gl__sl1100_
 だけど、CD化されたときから80分は収録できるとわかっていたのだから、何もレコード時代のままでCD化することはなかったのではないかと思うのだが、今さら言ってみても仕方がない。
 1980年代の終わりからCDという表現形態に移行していったのだが、当時はレコードをそのまま忠実にCD化していたものだった。だから、この「永遠の詩」もそのままCD化されたのであろう。

 ただ、このゼップの1973年のマディソン・スクエア・ガーデンでのライヴは映画化やDVD化もされていて、フィルムの中では、上記の"Black Dog"や"Since I've Been Loving You"なども演奏されていたから、音源があるのはわかっていた。ただ、それが、何度もしつこく言うけれども、2007年に発表されていたとは知らなかったのだ。Ledzeppelinthesongremainsthesame064
 また、昔も今もキャメロン・クロウ監督のコメントが記載されているということもわかった。昔の2枚組CDのキャメロン監督のコメントは短くて、主に個人的なレッド・ゼッぺリンへの思い入れや73年時のニューヨークでのライヴ映画(後にDVD化もされた“The Song Remains the Same”のこと)について述べていたように思えたが、【最強盤】ではかなり長くコメントを寄せていた。

 曲数が増えたからコメントも長くなったのかと思ったのだが、1969年のセカンド・アルバムとの出会いから2003年のDVDについてまで、メンバーの発言なども引用しながら愛情あふれるコメントを寄せていた。
 さすがキャメロン・クロウ監督だけあると思ったのだが、ということはこの【最強盤】発表にあたって、新たに書き下ろしたものなのだろう。Ledzeppelinthesongremainsthesame1
 それでは、もう一つのライブ盤である「伝説のライヴ-ハウ・ザ・ウエスト・ワズ・ワン-」についてはどうなのだろうか、未発表音源も含まれているのだろうかと思ったので調べてみることにした。

 すると、新しい音源は含まれておらず、3枚組18曲は変わっていなかった。時間的にも約150分とほとんど同じだったが、"Whole Lotta Love"におけるロックン・ロール・メドレーで一部カットされているようだ。ただ、もちろんリマスター盤なので音質は向上している。でも内容的には同じなので、よほどのファンかマニアの人でないと購入しないのではないだろうか。71m4qnt9mzl__sl1104_
 ということで、今回はレッド・ゼッペリンのライヴ盤におけるリマスター盤についてだった。ジミー・ペイジにおけるリマスター・シリーズもこれで最後となるのだろうか。
 ちなみに、2003年のDVDには1975年のアールズ・コートのライヴや1979年のネブワース・フェスティバルでの映像が記録されていた。

 特に、ネブワース・フェスティバルにおけるゼップの演奏はブートレッグも出回っているように、久しぶりにスタジオ・アルバムを発表して2年振りにライヴ活動を再開したせいか、かなりの熱の込めようだった。記録では1979年の8月4日と11日の2日間で、日によってセットリストは異なってはいるものの、だいたい本公演で18~19曲、アンコールでは3~4曲披露されていた。O0500033114004998678
 DVDでは7曲しか収録されていなかったので、残りの映像もきっとどこかに、恐らくはジミー・ペイジの手のもとに保存されているはずだ。その完全版を発表してほしいし、こう思っているのは、自分一人ではないはずだ。

 とりあえず今回のリマスター盤で、音源に関してはこれでほとんどと尽くしたようなので、これからは映像関連での蔵出しを願っている。
 ということは、今回のリマスター盤「永遠の詩」は、【超強力盤】ということになるのかもしれない。


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